海外生活何でもかんでも徒然なるままに〜カリフォルニア発〜

アメリカ生活での異文化雑記ブログで @harmstudio(夫)とダラダラ合作漫画も描いたりします。日英バイリンガル(フランス語ものんびり独学中)

不思議な出会い

こんにちは。グレリーヌです。

今週のお題秋の空気」にちなんで、秋の夜長にふと思い出すようなこと、つい最近あった、ちょっと不思議なことを書きます。

 

このようなこと、皆さん今まであるでしょうか。

 

 

幼少期に一度だけ観た、超マイナー映画のワンシーン:30数年ぶりの偶然の再会

私がまだ小学校に入る前だった。それくらいのこと。ふと夜にトイレに起きると、父と母が洋画を観ていた。ちょっと自分も一緒に観たいと思って、隣にちょこんと座った。

ちょうどクライマックスのシーンだったのか、何だか恐ろしげな雰囲気。何かが起こりそうな雰囲気満々だった。

くらーいお城だか神殿だか分からないが、とにかくとてもおどろおどろしい遺跡のような建物の中、メデューサが現れた。

 

いやー怖かった!!メデューサ登場のシーンも今から思うとよくできているなあ、と思う。遺跡の奥の方から体を引きずってちょっとカクカクしながら登場するあの姿、きもちわりーったら。あの頃のカクカク歩きは当時の映画の技術のせいかもしれないけど、カクカク歩きも地で行ってるので!

子供ながらに恐怖の一言で、あのシーンだけ、なぜかずっと頭に焼き付いてしまった。

 

それでも長い年月が流れ、忘れている時の方が当然多く、誰にも言うこともなかったし、自分だけの記憶としてあるけど、ないような、それくらい遠い過去のある夜の記憶だ。誰かにこんな思い出、説明するほどでもない、という感じだ。

 

それが、つい最近旦那が「これ、子供の頃好きだったんだ」と言って、某ストリーミングサービスで見せてくれたので、私はギョッとした。

あの頃の一瞬だけの「恐怖」な思い出が一気にドドーンとこみ上げた。温かくて小さい当時の我が家の茶の間とか。

「これは、あの時の!!」と思わず叫んだ。旦那からすれば「?」だが、これは私にとっては大事件。

あの頃の茶の間の鮮明な記憶が押し寄せる大事件だ。何という巡り会いだろう。まさかロサンゼルスで、今頃になって。

ちょっと嬉しかったことは言うまでもありませんおぼろげな記憶が繋がったのだから。

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こんな夜中にこんなおそろしげなものを観てもヘッチャラなんて、大人ってすごいなァと思ったものです。

30年数年以上とっくに過ぎたが、あの映画は『タイタンの戦い(Clash of Titans)』という題名の1981年公開された映画だった。こんなふうにして、またあのメデューサに先日巡り会えたなんて、こんなこと予想にもしていなかった。そういう、人には言うほどでもないけど、でもちょっと大事にしている、忘れそうなのに忘れない懐かしい記憶というのをきっと誰でも持っていると思う。

それがまさにこれだったのです。

 

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こいつですよ、こいつ。。登場シーンが一番不気味でした。

恐らく洋画を観た記憶の中で一番古い。ただ5分かそこらの恐怖なメデューサ登場のシーン。旦那のおかげで、こうして30数年の時を経て、懐かしい思い出に巡り会えた。けれど、未だにこんなのアリー?!というメデューサとの再会で、相変わらず今見てもきもちわりーったら。

 

 ⬆今ではリメイク版と私が観た1981年版とのセットも出てるのか・・・意外とメジャーだったのか、とちょっとびっくり。

皆さん、ちょっと興味がありましたら、正真正銘のカクカク歩きをしかと、どっかで探して観てみてください。あ、勿論旧バージョンの方ですよ。 秋の夜長にはピッタリかも・・・?